ZOOM UP【健康茶】 機能性訴求で高付加価値化、無添加・国産素材対応も

 健康茶市場は生活習慣対策や美容目的、ナチュラル志向を背景に底堅い需要を獲得している。生活習慣対策では黒豆茶や杜仲茶、ゴボウ茶などの引き合いが高まっている。通販チャネルでは、ティーバッグや粉末タイプ、ペットボトルタイプといった利便性の高い商品が売れ筋。美容・エイジングケアをテーマとするルイボスティ、黒豆茶、はと麦茶のほか、リラックス系ではカモミールティー等のハーブ系。ダイエット・脂肪燃焼系ではゴボウ茶や杜仲茶等が販売されている。定額制のサブスクリプションサービスも市場拡大を後押し。代表例として、毎月3種類の茶葉と、それに合わせたレシピ情報を収録した冊子をセットで提供するプランもある。食系チャネルでは、「黒豆茶」「どくだみ茶」が家庭用として定着。黒豆茶は黒豆の香ばしさと美容イメージで女性層を中心に支持されている。どくだみ茶はデトックス目的の需要が。桑の葉茶・菊芋茶は糖質対策や血糖値ケアでの需要を獲得している。ペットボトルでは脂肪の分解を助けるトクホ緑茶や血圧対策のゴマ麦茶が圧倒的シェアを獲得している。

 

 世界的な抹茶ブームが続く中、海外輸出の増加に伴い国内生産が追いつかない状況が続いている。欧米市場では、抹茶を使用した菓子・飲料の需要が急伸。原料となる碾茶の確保が難しくなり、価格の高騰も進んでいる。こうした中、「抹茶色」を再現する代替素材としてクロレラが脚光を浴びている。淡緑色の天然色素を含み、食品添加物としての安全性も高いことから、抹茶風の色付け用途で引き合いがある。生活習慣病予防や美容・腸活ニーズの高まりを背景に、複数の素材を組み合わせるブレンド化が進んでいる。特に40代以降の健康意識の高い層では、血糖・血圧・腸内環境・抗酸化といった複数の課題を同時にケアしたいというニーズが顕著になっており、複合素材による相乗効果を訴求する商品開発が進んでいる。機能性の相乗効果を狙った商品設計では、抗酸化力の高いルイボスと、血管柔軟性を高める黒豆の組み合わせがエイジングケア層や高血圧予防ニーズに応える商品として定着しつつある。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1825号(2025.12.3)で
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