【話題追跡】 水素サプリメント市場急伸、 医療機関等の取り扱い増える
本紙が25年10月中旬〜11月上旬に掛けて実施した水素商材メーカーへの取材及び調査(有効回答48社)で、水素サプリやゼリー、水素化粧品、水素入浴料を含む消費財の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比35%増の約69億円となった。この内、水素サプリだけを抽出すると、55億円前後と推計される。これら消費財に使用される水素発生原料のサプライヤーへの調査でも、サプリ用途が増加しているとのコメントが多く聞かれ、サプライヤー全体の売上高も前年比25%増と、水素サプリの需要が伸長していることがうかがえる。
今回の調査で、水素商材メーカーに取扱アイテムを聞いた結果、水素吸入器に続いて、水素サプリの取扱企業が2位となり、昨年の3位より順位を上げた。今年の市場では、『人生100年の健康づくりに医師がすすめる 超最強の水素術』の著者で、法政大学教授の宮川路子先生や、よろずクリニック院長の萬憲彰先生など、業界の著名な医師が、水素サプリを推奨。その治療効果を学会で発表する事例も見られることから、水素療法を導入している医療機関での普及が急ピッチで進んでいる。また、医療機関での普及拡大を受け、水素吸入器を販売しているメーカーの中にも、水素サプリの取り扱いを開始する企業が複数見られた。
何より2023年に新菱の『高濃度水素ゼリー』が、水素分子で初の機能性表示食品に受理されたことが、水素自体の信用度を高め、水素サプリ市場への追い風となっていることは間違いない。以降、サプライヤーからは、「大手企業や有力企業からの引き合いが増加している」「大手の健食・化粧品受託メーカーに原料の納品が増えている」などのコメントが聞かれた。エフアイコーポレーションやアスナロ化工研究所など、健康食品の総合受託メーカーが、水素サプリのODM/OEM提案を強化する動きも始まっている。新菱では9月20日から、機能性表示食品の『高濃度水素ゼリー』を、大手GMSの全国200店舗で販売開始。11月中旬からは大手DgSの全国200〜300店舗での販売もスタートした。オープンマーケットにおける水素サプリの売れ行きを占う上でも、今後の動向が注目される。つづく
詳しくは健康産業新聞1825号(2025.12.3)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら