AIFNセミナー、GMP認証手順など説明

 国際栄養食品協会(AIFN)は11月12日、第三者認証機関NSFとの共同ウェビナー「cGMP 認証–機能性表示食品をはじめとした健康食品を世界市場へ」を開催した。NSFグローバルフード部門マネージャーの髙橋祐輔氏は、同社が提供する認証について、ホールフーズマーケットやAmazonなどでは認証のあるもの、もしくはNSFと同等の認証を取得している製品しか店頭で販売することができないなどの取引条件となっていると紹介。米国進出する際には第1のステップとして認証が必要になると話した。また、独立した品質部門を置くことや原料の同定試験において、各ロットで1つ以上の同定試験を行うこと、環境モニタリングのトレンド化・年次見直し、陽性時の清浄、陰性確認から生産停止までを明記することなどを紹介した。

 

 NSF食品・栄養部門テクニカルリードのイヨンジュ氏は、同社のGMP認証について、全ての業種共通の品質システム、文書化、衛生、教育などの基本的なGMP要件である「ANSI455-1」、健康機能食品・栄養補助食品の製造に特化した「ANSI455-2」、栄養補助食品・化粧品などが対象の「ANSI455-3」があることを説明。健康補助食品・機能性表示食品が対象の認証「ANSI173」やプロアスリート向けのスポーツサプリメント・機能性表示食品・化粧品などを認証する「Certified for Sport」の取得には、「ANSI455-1」「ANSI455-2」の取得が必要と話した。認証審査には、提出された文章の確認を行う第1次審査、認証審査員が製造施設を訪問し、現場を点検する第2次審査があり、その後、審査中に発見された不適合事項に対して是正措置報告書を提出し、是正措置の妥当性が確認されると承認されるとした。つづく

 

 

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