農水省概算要求、挑戦的研究に100億円

 農林水産省が8月30日に発表した2020年度の予算概算要求額は、今年度比18.2%増の2兆7307億円となった。新規予算として、「挑戦的農林水産研究開発事業」に100億円を要求した。

 同事業は、関係省庁が一体となり「ムーンショット型研究開発制度」を推進することを踏まえて、「困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される」研究を行うというもの。農業・食品産業技術総合研究機構に基金を創設し、様々な研究アイデアを結集した研究開発の推進を目指す。

 想定される研究目標の例として、農林水産業の完全自動化などのほか、「食による若返り」を挙げた。後者は「まだ案の段階」(農林水産技術会議事務局)であり決定事項ではないとしつつ、若返り細胞(間葉系幹細胞)の活性化で生涯現役を実現する食を開発することを例示している。

 

詳しくは健康産業速報第2360号(2019.9.3)で
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