連載【自然食品店・オーガニック店の戦略】 駅前に出店、オーガニックを日常に

 ㈱ビオクオン(茨城県ひたちなか市)は、オーガニック食品や雑貨を販売している。ワークショップ開催やイートインスペースの設置、カフェメニューや惣菜などによる集客施策を実施。幅広い来店層の入店を促している。開店の経緯などについて、代表の河野陽子氏に話を聞いた。

 

 専門店『ビオクオン』は昨年7月、JR勝田駅前にオープンしました。オーガニックや自然食品、健康に関する情報発信は、日常的に利用する駅近隣の身近さが重要だと考えました。品揃えは主婦目線を重視。定番食材が揃う小さなスーパーをイメージし、安心安全な食材が手軽に購入できる店舗を目指しました。商品を売るためには、その商品に愛着を持つことがとても大事だと思っています。生産者に直接会い、作り手の思いをできるだけ聞くように心掛けています。茨城県は、農業産出額全国第3位の農業王国です。近隣市町村では、徐々にオーガニック給食も導入していくことが今後見込まれており、地元の有機商品との繋がりを強化していきたいと思っています。直近ではハーブ農園にスタッフと共に訪問する計画も組んでおり、来店客に商品のストーリー性を伝えていきたいです。

 

 サプリメントでは、NAD+とNMN配合した『リヴェール』の売上が、店舗やWEBサイトにて好評です。1本当たりにNMN7,000mgを配合しており、健康に気を遣う30代以上に支持されています。現代社会では身体や精神的疲労を抱えた人が多くなっています。健康意識の高い人は、食品選びで心も身体も変えていくことができますが、一般食品だけでは足りない時代を迎えているのではないでしょうか。サプリメントの有効活用が必要なのだと思います。心身ともに健康でなければ、オーガニックを摂取したいというマインド向上にも繋がらないように思います。また、ドーナツやおにぎり、日替わりの惣菜のほか、ドリンクメニューはネモフィラソーダやグリーンスムージーなどの販売で専門店の敷居を感じさせないようにしています。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1824号(2025.11.19)で
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