【トピックス②】 美容医療、今後5年間の成長率8.6%と予測
市場調査レポート「Aesthetic Medicine Global Market Report 2025」(提供:グローバルインフォメーション)によると、世界の美容医療市場規模は、2029年に年間平均成長率(CAGR)8.6%で1,023億4,000万米ドル(15兆6,000億円)に成長すると予測されている。今後5年間の成長率8.6%という予測は、前回予測から0.3%の小幅な減少を反映。減少の主な要因は、米国と他国との間の関税の影響によるもの。関税障壁は、フランスや韓国から供給される皮膚充填剤や、神経調節剤などのコスト上昇により、米国の皮膚科クリニックにおける治療のほか、美容施術の選択肢を狭めるため、美容医療のサービスコストの上昇が予想される。今後、相互関税や、貿易の緊張 と制限の高まりなど、世界経済と貿易への悪影響がある場合、広範囲に及ぶとしている。
一方で、世界的な肥満率の増加が美容医療市場の成長を促進すると予測。「不健康な食品消費の増加」「座りがちなライフスタイル」「産後の影響」といった要因が、肥満の急激な増加に繋がっており、肥満を経験した層の中には、しばしば美容医療を利用し、脂肪減少、メソセラピー、フェイスリフトなどを目的とした施術を受け、侵襲的・非侵襲的な方法を利用している。つづく
詳しくは健康産業新聞1823号(2025.11.5)で
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