厚労省、「サプリ規制のあり方」検討開始

 厚生労働省は10月23日、「第4回厚生科学審議会食品衛生監視部会」を開催、食品衛生法改正の施行5年を踏まえた今後の対応策について検討を開始するとともに、この間に浮上した小林製薬の紅麹問題を受けて、「サプリメントの規制のあり方」の議論に着手した。サプリメントの定義や製造管理のあり方などを検討。消費者庁とも連携しながら議論を進めていく。部会ではサプリ規制のあり方について、①サプリメントの定義、②製造管理等のあり方、③事業者による健康被害情報の報告 ―― を検討する。

 

 この日の部会では、サプリ規制に関して委員から、一般食品と区別がつきにくい菓子形状のものなどについて、過剰摂取のリスクがあるとして、こうした形状も今後視野に入れて議論するのが良いのではないかとの意見があった。また、食品衛生基準行政は消費者庁、食品衛生監視行政は厚労省が所管しているが、それぞれが決められることを明確にした上で次回以降の議論を行うことを求める声があった。厚労省では役割分担について、「次回以降、明確に資料でお示ししたい」と回答した。サプリメントの規制のあり方については、消費者庁と連携を取りながら今後、検討を進める方針。つづく

 

 

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