別冊特集【腸内細菌】 免疫・フェムケア・GLP-1に高い関心

 今年で38回目の開催となる機能性食品素材を一堂に会した展示会「食品開発展2025」が10月15〜17日の3日間、東京ビッグサイト(西1・2・4ホール&アトリウム)で開催された。国内外の機能性食品素材を扱う有力メーカー約656社が集結。3年連続で規模を拡大し、今年は過去最大規模となる1,070小間のブースで素材やサービスの提案が行われた。なかでも、乳酸菌やビフィズス菌をはじめとした腸内環境改善に寄与する菌製剤原料が数多く出品された。ロングセラー品はもちろん、新原料、さらに新たなエビデンスや知見の紹介などが相次いだ。国内メーカーではビフィズス菌の雄、森永乳業がBB536をはじめとしたプロバイオティクスや、シールド乳酸菌などのポストバイオティクスを展示、フェカリス菌の研究論文数トップを誇る日本ベルムが口腔ケア領域、抗肥満領域での新知見を紹介した。

 

 胃の健康にアプローチする乳酸菌を手掛けるスノーデンは久しぶりの出展。このほどタイFDAの認可を受け、海外展開について解説した。近年関心の高まるフェムケア領域では、数多くのプロバイオティクスを扱うセティが、新原料を発表。骨粗鬆症に有効な他に類を見ない乳酸菌に加え、女性の膣に数多く常在する8菌種を組み合わせたプレミックス品をアピールした。注目は、“痩せ菌”として世界的に関心が寄せられるアッカーマンシア菌の出品。マイクロフードがこのほど新原料を上市。販売代理店のシンライ化成ブースで紹介した。このほか、フリーマンニュートラグループ、GRAPE KING BIOもアッカーマンシア菌を披露した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1822B号・別冊「腸内細菌」(2025.10.15)で
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