日本越境EC協会 台湾越境ECセミナー開催、「ハイブリッドな販売方法が必要」
(一社)日本越境EC協会(東京都新宿区)は、先頃実施した第27回セミナーで「台湾とタイの越境EC これまでに100億円以上売ってみてみえてきたこと」と題し、台湾の越境ECについて紹介した。セミナー講師に、アジアンブリッジ㈱の阪根嘉苗社長を迎えて、台湾での会社設立の経緯や越境ECの成功事例、注意点などを講演した。阪根氏は、「ブランドの国境を越えた流通の最大化に貢献する」を経営理念として、台湾をベースに、主に日本の健康食品や化粧品メーカーの販売コンサルタントを展開。また、自身でも台湾で健康食品や化粧品販売経験があり、台湾現地企業とのコネクションや法律に精通しているなどに強みを持つ。
セミナーではこれまで、日本企業の進出や販売をサポートしてきた上で、「台湾での法規制・現地でのプロモーション・海外の消費者対応」が、ハードルになっていると話した。坂根氏は、約9割の日系企業が月商100万円以上売れていない事例を基に、「越境ECに加え、他の販売方法などハイブリッドな手法が必要」と説明。その理由の一つに、日本の売れているサプリメントはコピー品が多く、正規品の販売に影響を与えてしまうこと。台湾のEC率はそこまで広がっていないことなどを要因に挙げた。つづく
詳しくは健康産業新聞1821号(2025.10.1)で
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