日本企業約50社がタイに集結 「Fi ASIA」「Vitafoods Asia」への出展、過去最多
タイで開催された「Fi ASIA」「Vitafoods Asia」。今年は両展示会の同時開催とあって、日本企業の出展は約50社となり過去最多となった。特にここ数年、日本企業による海外輸出は目覚ましく、本紙が今年6月に実施した受託企業へのアンケート調査では輸出国上位10傑の内、5位の米国を除く残り9ヵ国がアジア・東南アジアとなっており、そうした状況が反映された格好だ。会場のジャパンパビリオンにも多くの来場者が詰めかけた。
出展社へのインタビューでは、「タイはもちろん、ベトナムやフィリピンなどの企業との商談を期待している」といったコメントが複数聞かれ、東南アジア市場進出の“ハブ展示会”になっている様子が見てとれた。「Fi Asia」に10年出展しているオリザ油化では、主力原料「桜の花エキス」が2022年にタイFDAより新規食品として承認を受けことを皮切りに、タイへの原料提案を加速させている。代表の村井弘道氏は、「桜の花エキスはもちろん、今回の展示会では桜シリーズとして新たに上市した、さくら乳酸菌の提案に力を入れる」とし、来場者からの反応も上々だったという。共同出展したアリメント工業は3年連続の出展で、ソフトカプセルやチュアブル・タブレットなどを展示し、製剤力の高さをアピールした。「インド企業の来場が多かった」と感想を述べた。受託企業ではアピ、富士カプセルも「Vitafoods Asia」に出展。アピは子供向けDHAゼリーを展示。オイルゼリーをアピールした。富士カプセルは、噛んで食べられるグミ様ソフトカプセルへの関心が高かったという。つづく
詳しくは健康産業新聞1821号(2025.10.1)で
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