2025年第2四半期、化粧品統計まとまる 国内・輸入とも前年同期比超

◆国内販売金額、前年同期比3.7%増 ヘアケア製品の伸長が追い風 

 経済産業省が8月15日には発表した生産動態統計2025年6月分をもとに、今年第2四半期(1〜6月)の化粧品の国内販売金額を算出した結果、前年同期比3.7%増の7,041億42万円となった。類別概要では、「香水・オーデコロン」が同11.1%増の46億5,679万円。「頭髪用化粧品」が同17.2%増の2,083億7,498万円。「皮膚用化粧品」が同3.0%減の2,906億7,823万円。「仕上用化粧品」が同3.4%増の1,415億8,717万円。「特殊用途化粧品」が同2.8%減の588億325万円となった。ここ数年の高価格帯シャンプー&トリートメントや、細分化するヘアケア製品の人気を反映して、頭髪用化粧品が伸長、さらにメイクアップ化粧品の伸びが影響して、第2四半期は前年同期比を上回る結果となった。

 

◆化粧品輸入実績、前年同期比8.3%増 韓国のシェア拡大

 日本輸入化粧品協会(東京都港区)が8月12日に発表した2025年第2四半期(1〜6月)の化粧品輸入実績は、前年同期比8.3%増の2,264.9億円となった。 類別概要では、「香水・オーデコロン類」が同22.0%増の254.9億円、「カラーメーキャップ化粧品類」が同1.7%増の358.1億円、「ベースメーキャップ・皮膚用化粧品類(ボディ含む)」が同10.7%増の1,018.2億円、「頭髪用化粧品類」が同2.2%増の296.7億円となり、全ての美粧で前年同期比を上回る結果となった。輸入国別でみると、首位の韓国が同21.0%増の725.4億円、2位のフランスが同0.1%増の518.1億円となった。つづく

 

 

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