【話題追跡】 8月10日「健康 ハ ートの日」で薬系3団体初の共同参加

 (一社)日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は7月29日、(公社)日本薬剤師会、(一社)日本保険薬局協会と共に、心臓病や脳卒中の予防キャンペーンである8月10日「健康ハートの日」に、血圧管理啓発を通じた健康増進活動「血圧測ろうぜ!」に3団体が共同で協力・連携参加すると発表。健康相談を軸に、各店舗において、血圧に関連するOTCや特保、機能性表示食品やサプリメントなどの販促も実施される。「健康ハートの日」は、1985年に日本心臓財団が提唱。予防啓発を推進する日本循環器協会・代表理事で健康ハートの日実行員会委員長の小室一成氏は、「循環器疾患は女性の死因のトップで患者は増加傾向が続いている」とし、「改善で再発防止が可能であり、予防がキーワード」と語り、初の3団体参加に期待を込めた。

 

 3団体では、薬局・薬店で血圧測定コーナーの設置や各種イベント開催、健康相談等を行う。共同参加について、3団体からは、「店頭で、薬剤師、登録販売者だけでなく、資格のない人でも、健康相談で血圧対応できる店舗となるように取り組みたい」(JACDS会長・塚本厚志氏)、「血圧はアプリもあり、一定の条件で計時記録を行う人の受診勧奨であれば医師も負担が軽減し精度も上がるので、薬剤師が、より健康にコミットすることを目指したい」(日本薬剤師会会長・岩月進氏)、「処方箋がなくても、購買しなくても、いつでも全国の薬局で健康相談できるのだということを感じて貰うことが大切」(日本保険薬局協会会長・三木田慎也氏)との声が寄せられた。

 

 ドラッグストアや調剤薬局では、キャンペーン期間に合わせて、血圧に関連するOTC医薬品や特保、機能性表示食品、サプリメントの販促を行う店舗も。物販の販促企画は「各店舗に委ねられている」という。今回のキャンペーンは、血圧測定による健康相談を主軸としたキャンペーンであるため、健康相談を機に、継続的な摂取を推奨することで、来店リピートに繋げる取り組みが進みそうだ。つづく

 

 

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