全国配置薬協会、配置薬向け「合同商談会」開催

 (一社)全国配置薬協会(富山県富山市)は 7 月23日、都内で第4回合同商談会を開催した。「商品とサービスの良さを手渡し、配置ならではのヒット商品」をコンセプトに配置薬販売事業者向けに、医薬品メーカー中心に9社が出展した。展示商品は、医薬品や健康食品、一般食品などが出品された。健康食品では、青汁をはじめ、グルコサミンやNMN、睡眠サポートサプリメントなどが提案された。出展社によると、特に青汁のゼリータイプが売れ筋になっているという。出展社からは、「販売員が客先でサンプリングする際、ゼリータイプであれば、その場で試食できるため、購入に繋げられるケースが多い」といった声が聞かれた。そのほか、グミ剤型や熱中症対策サプリメントにも注目が集まった。

 

 近年、配置薬の販売員の高齢化に伴い、免許返納する人が多い。一方で買い物難民となっている高齢者も増えており、配置薬ルートでは、医薬品に加え、サプリメントや一般食品も人気になっているという。一方、配置薬市場は、販売員の減少を背景に、売上減少が止まらない課題を抱えている。それでも、新製品販売で売上を維持する企業、オンライン相談を取り入れる企業など、300年の歴史を持つ産業に新たな風穴をあける取り組みも見られる。つづく

 

 

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