『Vietbeauty2025』開催、日本から30社が出展
今年で8回目となるインフォーマ マーケッツ グループ主催のベトナム最大のBtoB美容展『Vietbeauty2025(ベトビューティー2025)』が7月24日より3日間、ベトナム・ホーチミンのSECC(サイゴンエキシビション&コンベンションセンター)で開催された。今年で16回目を数える『Cosmobeauté Vietnam(コスモボーテベトナム)』と同時開催。14の国や地域から650社が出展。会場は「Cosmetics&Fragrances」「Beauty&Aesthetics」「Nail&Hair」「Supply Chain」の4つのテーマゾーンで構成され、自然化粧品や美容サプリメントなど3,000を超えるグローバルブランドが会場を埋め尽くした。出展社数は過去最高で、日本からも約30社が出展するなどベトナム市場への関心の高さが窺えた。
主催者のInforma markets BeautyVietnam EventManagerのEmily Phạm氏は、オープニングセレモニーで、「ベトナムの美容市場は24億ドル規模に拡大しており、今後も成長が見込める分野」と説明。「ベトナムの美容市場を創出してきたVietbeautyは、これまで完成品に特化した展示会だったが、近年の市場の広がりを受け、今年は原料やOEMのサプライチェーンを専門とするエリア“Beautycare Plus”を新たに設置。OEM・ODMビジネスの活性化に繋げると共に、今後はさらにカテゴリーを広げ、美容の総合展に拡大させたい」と意欲をみせた。
会場では、開場前から多くの来場者が列を作るなど初日の朝から会場は熱気に包まれた。韓国や中国、台湾、ポーランド、ベトナムなど12ヵ国がパビリオンを形成し出展。特に韓国パビリオンが会場の多くのスペースを占めるなど、韓国コスメの勢いを反映した。パビリオンではCICA配合の製品やタキシフォリンを配合したヘアケア製品をはじめ、ヒアルロン酸やコラーゲン、幹細胞や高濃度ビタミンCを配合した商品が会場を彩った。また会場では動画でのライブ配信があちこちで行われ、リアルタイムでコメントが寄せられた。
日本からも約30社がジャパンパビリオンに集結した。オッペン化粧品は初出展。浸透型NMNやニワトリ卵胚体外膜細胞順化培養液を配合した『アルティメイト』やNMNサプリメントを展示した。関西を中心にエステサロンを展開するエイチ・ツー・オーは、自社店舗で使用するメディカルコスメやオーガニックコスメを展示。化粧品OEMメーカーのコスモビューティーは、洗顔で落とせるボイセンベリーエキス配合のUVケアクリームを出品した。 このほかサプリメントメーカーも。ユニマットリケンは3年連続で出展。「コロナ前にベトナム市場に参入した。展示会出展後に現地のディストリビューターと契約し、以降ネットワークを広げている。ファインは、現地工場で製造した『スポーツドリンクパウダー』や、『骨キッズカルシウム』をアピール。ハノイに現地法人を持つ中日本カプセルも初出展。展示会は3日間で1万3,600人以上が来場。来年の開催は、同じくホーチミンで7月23日から25日に開催予定。つづく
詳しくは健康産業新聞1817号(2025.8.6)で
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