夏季特別号【本紙トレンド番付】 横綱はプロテイン、大関はNMN

 本紙編集部が選定した2025年上半期の健康産業トレンド番付を発表。「横綱」は、複数の記者が挙げた「プロテイン」。成長に一服感は見られるものの、飲料を含めた市場規模は1,000億円を突破している。大手から中小までが商品を続々投入。由来原料や溶解性などで差別化を図る動きが活発化している。機能性表示食品のプロテインや、ヴィーガン・ハラル対応などの商品も登場している。トレンド番付の「大関」はNMN。本紙健食受託調査では上位常連となり、市場を牽引している。さらにNMNは、インバウンド需要を取り込んでいることも大きなアドバンテージとなっている。「関脇」はリポソーム。定番素材にプラスαの付加価値をもたらすものとして提案が活発化している。「小結」は、米不足でニーズが急上昇する「雑穀」。米にプラスする“かさまし需要”に加えて、腸活の面からも期待されている。

 

 「前頭筆頭」はゼリー。対応可能な受託企業には依頼が相次ぎ、フル稼働の状況が続く。「前頭」には、サプリメントと飲料が一体化した「韓国新容器」、各社が導入に踏み切った「AIの活用」、食系チャネルのヒット商材「梅醤番茶」、コロナ前からインバウンドで人気の「ナットウキナーゼ」を選んだ。このほか編集部からは、イベントと連動した「サプリメント+運動」、インバウンドにも刺さり始めた「ペットサプリメント」、注目度が上昇する「オーラルケア」などがトレンド番付候補に挙がった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1816B号「夏季別冊号」(2025.7.16)で
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