2025年第1四半期(1〜3月) 「家庭用医療機器」、微減でスタート

 厚生労働省が6月13日に発表した薬事工業生産動態統計調査の2025年3月確報値を基に算出した2025年第1四半期(1〜3月)の家庭用医療機器の国内出荷金額は、前年同期比1.3%減の173億302万円となった。金額の多い順に内訳を見るージ機器類を含む「バイブレーター」が同10.9%増の75億7,569万円となり、2ケタ伸長した。一方、「家庭用電気治療器」が同15.8%減の30億7,584万円、「磁気治療器」が同4.3%減の28億5,351万円、「はり又はきゅう用器具」が同21.6%増の20億232万円、アルカリイオン整水器などを含む「医療用物質生成器」が同26.3%減の17億6,086万円、「指圧代用器」が同±0の3,479万円となった。

 

 一方、2025年第1四半期の医薬部外品の国内出荷金額は、全体では前年同期比6%増の3,513億1,766万円となった。この内、ヘルス&ビューティケア分野の5アイテムを抽出した国内出荷金額は、同1.1%増の2,432億1,662万円となった。金額の多い順に内訳を見ると、「薬用化粧品」が同7.4%増の1,390億6,893万円と好調だった一方、「毛髪用剤」は同10.7%減の491億3,880万円、「薬用歯みがき剤」も同6.8%減の356億4,731万円と振るわなかった。この他「浴用剤」は同10.2%増の146億3,814万円、「口中清涼剤」も同5.9%増の47億2,344万円で前年を上回った。

 

 

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