スティックゼリーの有力メーカー「室町ケミカル」、健食事業から撤退

 室町ケミカル㈱(福岡県大牟田市)は6月13日、健康食品事業からの撤退を発表した。同社は、創業100年を超える医薬品製造実績を背景に、健康食品、医薬品、化学品の3事業を展開。健康食品事業は、美味しさと健康訴求を両立したスティックサプリのリーディングカンパニーとして、ゼリー・ドリンクサプリメントの企画立案から製造・納品まで各種の受託・製品OEMを展開してきた。健康食品のメジャーカテゴリーである青汁については、10年以上前に業界で先駆けてスティックゼリー化した実績を持ち、近年はTパウチ・ショット(スタンドタイプ)の充填受託などが伸長していた。

 

 一方で、「原料費や動力費が高騰する中、多様化する開発案件に対するコスト増や製造量が安定しない」ことなどから、同日開催の取締役会で事業撤退と共に、他事業への人員再配置を決議した。今後、7月までOEM委託元顧客や仕入れ先へ説明し、2026年3月末日までに健康食品ゼリー製剤の製造を終了、同4月末日までに販売終了、同5月末日までに事業撤退を完了させる見通し。つづく

 

 

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