特集【25年上期総括・化粧品受託製造】 人気素材はナイアシンアミド、アイテムはヘアケアがトップ維持
今年上期(1〜6月)の人気受注素材(複数回答)を調査した結果、2年連続でナイアシンアミドがトップに、昨年トップの幹細胞培養液・エクソソーム(ヒト・植物含む)が2位となった。このトップ2は5年連続となる。新顔では、酵母発酵エキスなど発酵系成分がランクイン。肌のバリア機能や保湿力を高める成分として人気という。また抗酸化力に優れるグルタチオンもランクインした。今年下期(7〜12月)の予想では、韓国で人気の鮭生殖細胞(精子)から抽出された「PDRN(ポリデオキシヌクレオチド)」が初のランクイン。CICA(ツボ草エキス)もだが、韓国コスメの成分が日本でも人気となっていることがうかがえる。
今年上期の人気受注アイテム(複数回答)を聞いた調査では、今回もヘアケア(イン・アウトバス含む)がトップに。中高価格帯のシャンプー・トリートメントは、大手ブランドやドラッグストア等のPB商品にも波及するなど定番化したもよう。シャンプー・バーやカラーシャンプー、ドライシャンプーなどの回答もみられた。ヘアミルクやヘアオイル等のアウトバス製品も複数票を獲得。ここ数年は、ヘアケア製品の細分化が進んでいる傾向がうかがえる。他にもフェイスシート(パック含む)もスペシャルケア品として国内消費者の心を掴んだもようで上位に定着。また剤形ではバーム・ワックス等の人気が継続していることがうかがえる。
詳しくは健康産業新聞1814号(2025.6.18)で
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