76%が通販利用、健食購入は18%

 (公社)日本通信販売協会は5月26日、「第32回全国通信販売利用実態調査報告書」を刊行、昨年の通販の利用経験率、利用回数、利用金額が増加したことがわかった。健康食品を購入したのは2割弱だった。調査は委託により、1~2月にかけて、15~79歳男女1,200人を対象に実施。通販を利用した経験があるのは75.8%で、前年調査から6.5ポイント増えた。購入時に見た通販広告は、「携帯電話やスマートフォン・タブレット端末などによるインターネット」が72.0%で断トツとなり、前年調査から6.9ポイント増加した。一方、「パソコンによるインターネット」は26.5%で、同1.5ポイント減少、「年々減少傾向にある」としている。

 

 3位の「テレビショッピング」は15.6%で同6.4ポイントダウン。ただ、年齢によって差が見られ、70代女性は「テレビショッピング」が45.2%でトップとなっている。昨年の通販利用回数は平均11.8回で、年々増加。通販の年間利用金額(税込)の平均値は7.2万円で、前年より3,000円増加、こちらも「年々増加している」としている。昨年、通販で購入した商品は、「婦人衣料品」が31.7%でトップ。「健康食品」は18.0%で、前年調査から3.4ポイント増えた。年齢別では、男女とも60~70代の4人に1人が健康食品を購入していた。通販で商品を選ぶときに参考にする情報は、「口コミの内容」が55.1%で最多。「口コミ」は22年が46.7%、23年が49.0%で、年々増加している。2位は「会社・ブランド」で43.5%、3位は「価格の割引率」で42.8%だった。つづく

 

 

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