日本輸入化粧品協会総会 輸入好調の中、韓国コスメの躍進目立つ

 日本輸入化粧品協会(東京都港区)は 5月23日、都内で総会を開催。24年度の活動報告や25年度の活動の展望などを決議した。総会に先立ち、同協会の理事長の菅野沙織氏は、「日本輸入化粧品協会はここ数年、活動の幅を広げており、薬事に関わるタイムリーな情報提供に加えて、日本に参入したい国に向けてのオンラインプレゼンテーションやフォーラムへの参加依頼など、その存在価値を評価して頂けている実感があります。数字の背景にある国際的な化粧品市場の情報収集を強化し、様々な国の日本への参入および輸入促進のためのサポートを強化、付加価値を提供できる団体を目指して参ります」とコメントした。

 

 総会では、24年の化粧品輸入実績が前年比18.3%増の4,460.7億円だったことが報告された。国別輸入実績では、首位の韓国が好調で、1,342.7億円で同40%増。2位のフランスは1,083.3億円で同19.4%増だった。また国内の化粧品出荷金額も2024年は 1兆3,866億円で同7.3%増加した点に触れ、「新型コロナ禍以来の厳しい環境を脱し、外出機会の増加やバブル機以来の賃上げ等により国内市場も回復基調にある」とした。25年度の事業計画としては、引き続き、国内外の化粧品関連規制情報の調査・収集・提供や講習会、講演会の開催など輸入化粧品業界のさらなる発展のために事業活動を展開していくとしている。つづく

 

 

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