連載【自然食品店・オーガニック専門店の戦略】 生産者と消費者がWin Winになれる取り組みを
カジュアルオーガニック マカリイズマーケット・店長 中瀬久美子氏
㈱マカリイが運営するカジュアルオーガニック・マカリイズマーケット(札幌市中央区)は、コンセプトに「オーガニックをもっとカジュアルに!」を掲げ、“身体にやさしい、美味しい”を重視した商品選定を行っている。「スタッフが実際に試し、自信を持ってオススメできる商品を選んでいる」という店長の中瀬久美子氏に話を聞いた。
――店頭の取扱商品ついて
自然食品や無添加食品など約5,000点をセレクトしており、品揃えは道内最大級です。野菜や果物は北海道産を中心に生産者から産地直送で仕入れています。このほか、スーパーフードや加工食品、オーガニックコスメ・コットン製品、日用品など幅広い商品を取り扱っておりますが、全ての商品をオーガニックという厳密な線引きはしていません。“身体にやさしい”“美味しい”の視点でスタッフが実際に試食を行い、来店客に自信を持っておススメできる商品をチョイスしています。また、大量生産できないレアな商品など、時代や流行に左右されない商品選びも心掛けています。独自性や物語性の高い商品を取り扱うことで顧客の好奇心を刺激し、友人などに勧めたくなる店舗を目指しています。
――売れ筋について、今年の傾向は?
慣行栽培米が有機栽培米の価格帯まで上昇したことで、こだわり米を選ぶ顧客が増えたように思います。慣行栽培米との価格差がなくなったことで、品質の良さを重視する風潮が高まったのだと思います紅麹問題は食の意識を一層高めたといえます。自然食やオーガニックへの興味関心に繋がり、新たな来店客も獲得しています。調味料やデイリー食品以外での売れ筋商品は、マクロビオティック理論に基づいた厳選原料80種類を凝縮発酵したブラジル酵素『植物発酵酵素マカリイズフローラ』(10g×30包・税込5,350円)です。不規則なライフスタイルや食事バランスに偏りがある人、便秘や腸不調、代謝の衰え、消化不良、肌荒れを感じる人のほか、風邪を引きやすい人、疲れやすい人、ダイエットしたい人などに支持されています。このほか、マヌカハニーやプロポリス、スプレーなども売れ筋で、コロナ対策やインフルエンザ予防とみられる需要が目立ちます。つづく
詳しくは健康産業新聞1812号(2025.5.21)で
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