富士経済、24年の代替タンパク市場1,239億円 微細藻類が後押し

 ㈱富士経済は4月17日、「食の未来を創造するサスティナブルフード市場の最新トレンドと予測2025」を発表、2024年の代替タンパク食品の国内売上高は1,239億円で、前年比5.1%増加したことを明らかにした。微細藻類が10%近く伸長し、市場の成長を後押しした。調査は代替肉、代替乳、代替魚介、代替卵、培養肉、昆虫食・昆虫飼料、微細藻類などの代替食品10品目、エコ容器食品、認証食品、植物工場、関連装置・サービスの市場などをまとめたもの。

 

 24年の代替タンパク食品の国内市場は、食品業界全体で価格上昇が進んだこともあり、新奇性の高い代替タンパク食品のトライアル購入が低迷しており、特に代替肉は生鮮肉と比較した優位性を発揮できず苦戦していると指摘。一方で認知度の高いアーモンドミルクやオーツミルクなどの代替乳は需要増加により伸びが続いているとし、前年比5.1%増の1,239億円になるとした。微細藻類の24年の市場売上高は134億円で同8.9%増。微細藻類は健康食品が主体で、主要メーカーによる加工食品のメジャーブランドとのコラボや新商品の積極的な投入により、需要開拓が進み10%近い伸びとなったと指摘した。つづく

 

 

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