(一社)健康医療クロスイノベーションラボ、健康寿命延伸テーマにシンポジウム

 (一社)健康医療クロスイノベーションラボは4月4日、シンポジウム「健康管理は“つながる”時代へ わたしのデータと未来の医療」をグラングリーン大阪で開催した。同ラボは、健康寿命延伸に向けた課題に取り組むため、大学や企業だけでなく、市民や地域の参画が重要であるとして、これらのステークホルダーが参加する「メディカル・ヘルスケア リビングラボ」という場の運営・推進を目的に設立。

 

 シンポジウムでは、同ラボ理事長で大阪大学医学系研究科名誉教授の澤芳樹氏がビデオメッセージで挨拶。大阪・関西には、4つの国立大学と8つの公立私立大医学部があり、医療ヘルスケア分野で高度なシーズが数多く生まれる環境が整っていると説明。大阪・関西の健康医療分野に掛かる重要な拠点として、医療機関と企業、スタートアップ、支援機関等が一つ屋根の下に集積する「中之島クロス」の事業が進んでおり、未来医療の社会実装に向けた取り組みを紹介した。トークセッションでは、大阪大学名誉教授の吉森保氏とロート製薬代表取締役会長の山田邦雄氏が登壇。吉森氏は、「オートファジーを通じて、老化の進行に介入できる可能性がある」と指摘。山田氏は、「間葉系幹細胞の研究を進めており、細胞を元気にすることで身体の機能を回復していくことが重要」と話した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1810号(2025.4.16)で
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