国際水素医科学研究会 第 5回セミナー開催、水素医療の最前線を報告

 国際水素医科学研究会の主催による「第5回セミナー」が 3月2日、東京大学伊藤謝恩ホール(東京都文京区)で開催された。冒頭の挨拶で同研究会理事長の赤木純児氏から、「当研究会の設立に奔走頂いたヘリックスジャパンの有澤会長が昨年12月に逝去された。皆様で黙祷を捧げたい」と述べ、参加者全員で黙祷が行われた。

 

 講演では、同研究会副理事長で医新会よろずクリニック院長の萬憲彰氏が、「水素医療の可能性と臨床応用の展望」と題し、水素吸入療法や水素発生サプリメント、高圧酸素水素システムなどを用いた治療により、パーキンソン病患者の症状緩和やQOL向上が認められた例を動画で示した。共同講演として、水素発生サプリメントの原料となるシリコン製剤を開発した大阪大学名誉教授の小林光氏が、シリコン製剤の特長について、1gで1,500mLの水素を発生し、1回の摂取で、体内で水素発生が24時間持続すると紹介。大阪大学医学部で実施した動物試験として、ラットの慢性腎不全の抑制作用やマウスのⅡ型糖尿病の改善作用、アトピー性皮膚炎の改善作用などを紹介した。つづく

 

 

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