【トピックス①】 健康博で、プラントベース・ヴィーガンビジネスのセミナー開催
健康博覧会ビジネスセミナー「プラントベース・ヴィーガンビジネスの今と商品開発・販路拡大のヒント」が2月26日に行われ、べジプロジェクトジャパン代表理事の川野陽子氏が、海外のトピックスなどを紹介した。同氏は、ノルウェー政府は食生活ガイドラインの改訂において、プラントベースの推奨を盛り込んだことを説明。また、デンマークでは家畜が排出する温室効果ガスに対する“カーボン税”を世界で初めて導入すること。さらに、ニューヨーク市の公立病院のデフォルトメニューがヴィーガンになったことに触れ、「政府や自治体の動きが顕著になっている」と述べた。
パネルディスカッションに登壇した㈱エヌ・ディー・シー代表取締役の市川氏は、「環境配慮について日本はどこか他人事であり、消費行動に結びついていない。もう少し別の切り口で届けことも必要だ。大豆ミートは胃もたれせず消化に優しいなど、人にとって優しいことがプラントベースの価値のひとつ」と述べた。川野氏は、「インバウンドが増えたといえ、日本ではヴィーガンはまだ少ない。ヴィーガン以外の人に食べて貰えるのはビジネスとして大事」と話した。三育フーズ㈱の平賀氏は、「代替品は不味いイメージを持つ人が多く、そこを覆す必要がある。価格が高いと主婦は購入をためらうため、研究開発では“いつも食べられる”にチャレンジしている」と述べた。㈲林酒造場の林氏は、「海外の展示会ではヴィーガン認証マークにリアクションがある。輸出による販路拡大への手応えを感じる」と語った。つづく
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