商業動態統計 DgS上期、健食6%増1,360億円

 経済産業省が7月31日に発表した「商業動態統計」速報値で、2024年上半期(1〜6月)のDgSの健康食品販売額は前年同期比6%増の1,360億円となった。健康食品は紅麹問題の影響で4月に28ヵ月ぶりのマイナスとなったが、復調傾向に。美容系やビタミンなどが売れ筋となっている。同統計は、百貨店やスーパー、コンビニ、DgS等の販売額を調査。DgSでは医薬品や日用品などのほか、「健康食品」(サプリメント、ダイエット食品など)、「ビューティーケア(化粧品・小物)」(各種化粧品、化粧品雑貨等の小物、制汗剤、日焼け止めなど)のカテゴリー別に販売額を集計している。

 

 24年1 〜6 月のDgS販売額は4兆3,050億円で、前年同期比7.9%増。「食品」が1兆4,204億円で同10.9%増となり、DgS販売額の3分の1を占めている。販売額3位の「ビューティーケア」は5,472億円で同9.4%増。コロナによる影響から脱却、外出増によって31ヵ月連続のプラスとなっている。「健康食品」は1,360億円で同5.9%増。四半期別にみると、1〜3月は675億円で前年同期比11.0%増と2ケタのプラスだったが、4〜6月は685億円で同1.3%増となった。4月は紅麹問題を受けて売り場を縮小するDgSもあり、健康食品は28ヵ月ぶりのマイナスになったが、6月の伸び率は5月を上回り、徐々に持ち直してきている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1793号(2024.8.07)で
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