沖縄県浦添市など産学官連携  “島桑”、健康基軸に全国へPR

 沖縄県浦添市は、特産品・島桑の健康効果について産学官で機能性研究を推進、これまでの研究成果を浦添市HPで公表した。県内外への普及活動や利用促進を図り、地域振興の活性化に繋げる。島桑は、琉球列島周辺に生息するクワ科クワ属植物。本土産桑品種と比較して1.17~2.5倍の「1ーデオキシノジリマイシン(1-DNJ)」を含み、実にはポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含むという。

 

 浦添市では、2009年から沖縄工業高等専門学校を中核機関として、島桑に係る機能性等について共同で研究を行ってきた。1-DNJを含有する島桑加工食品を摂取することで、糖の吸収を抑えて、食後に上がる血糖値の上昇を抑える機能があることを明らかにしている。浦添市が取り組んでいた島桑事業を2022年、県内の㈱沖縄美健販売に継承。年間生産量は、同市を中心に生葉で約20t、実で約2tになるという。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1791号(2024.7.3)で
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