連載【米国小売店視察③】 GOOD EARTH(グッドアース)

 1969年に開業のオーガニック自然食品スーパー。サンフランシスコのフェアファックス市に2店舗のみの展開で、高所得者向けスーパーとしても知られる。まだUSDAの「オーガニック」の認証がない時代から有機栽培農家を支援するなど、真のオーガニックスーパーとも呼ばれる。食品の一切の無駄をなくし使い切る循環型経済「サーキュラーエコノミー」を実践している。売り場面積は約2,700平米。

 

 サプリメント売り場ではテーマ別に「INFRAMATION」(炎症)、「HAIR、SKIN、NAILS(髪、肌、爪)、「HEART HEALTH・ANTIOXIDANTS」(心臓の健康・抗酸化)、「WOMEN’S PRE-NATAL」(出産前の女性)といったカテゴリー分けが行われている。プロバイオティクス+プレバイオティクスの商品はかなりのスペースを割いて陳列されている。近年はグミタイプがトレンドのようだ。コロナ禍で伸長した睡眠サポートサプリメントも充実。人気成分はメラトニン。パッションフラワーエキスも睡眠・ストレス対策サプリの定番成分になりつつあるようだ。発売停止になったサプリメント成分についての注意勧告を知らせるカードも。FDAのHPリンクのQRコードを張り付けている。

 

 クロレラはどの店にも置いてある定番サプリ。米国ではスーパーフードとして定着している模様。スーパーフードコーナーでは、このほか赤ビーツのパウダーも多かった。コラーゲンは人気商品のようで、目立つ場所にかなりのスペースで販売されていた。ここ数年特に人気の高いマッシュルーム製品も散見された。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1790号(2024.6.19)で
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