紅麹問題、DgSの健食販売に影響 4月は横ばい

 経済産業省は5月31日、「商業動態統計速報」の4月分を公表、2年以上伸び続けてきたDgSの健康食品販売額にブレーキが掛かった。紅麹問題の影響で売場変更などが行われた。4月のDgS販売額は7,157億円で、前年同月比は6.2%増。36ヵ月連続のプラスとなった。気温の上昇で飲料の動きが良く、販売額が最も大きい「食品」は2,380億円で同8.5%増と伸長した。売り場が拡大している冷凍食品も好調という。コロナ明けで好調なビューティケア(化粧品・小物)は912億円で同5.4%増。スキンケアやメイクアップに加えて、サンケア対策も動き始めているという。DgS店舗数も増加し続けており、1万9,267店舗で同3.3%増となった。

 

 「健康食品」の販売額は217億円で、前年同月と同水準。速報値のため今後変動があり得るが、1千万円単位までみると217億4,900万円で、前年同月の217億5,100万円を若干下回っている。健康食品の販売額は3月まで27ヵ月連続で前年同月実績を上回り、23年度は増加幅が5 %を下回ることはなく、2ケタのプラスも4回あった。紅麹問題による影響は、発表が月の後半だったため3月は限定的だったが、4月は如実に数字に表れた。つづく

 

 

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