【学術トピックス】 サケ鼻軟骨由来成分「プロテオグリカン」に育毛効果

 弘前大学は1月、ダイドードリンコ㈱との共同研究で、サケ鼻軟骨由来「プロテオグリカン」のマウスでの育毛効果に関する研究成果を発表した。C3H/HeNマウスを剃毛し、3日目以降にプロテオグリカンを経口投与し、育毛面積を評価した。剃毛後22日に、プロテオグリカンを投与しないマウスと比較してプロテオグリカン投与マウスにおいて、育毛面積が有意に増加した。

 

 そのメカニズムとしてヒト毛包毛乳頭細胞を用いて細胞増殖能と血管内皮細胞増殖因子(VEGF)産生量を評価したところ、プロテオグリカン無添加群と比較してプロテオグリカン添加によって、細胞増殖とVEGF産生量が有意に増加した。これらにより、プロテオグリカンが毛乳頭細胞増殖とVEGF産生量の増加を通して、育毛を促進させることが示唆された。

 

 

詳しくは健康産業新聞1789号(2024.6.5)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら