23年度DgS販売額、「健康食品」8.5%増の約2,790億円で過去最高

 経済産業省は4月30日、2023年3月の「商業動態統計速報」を発表、ドラッグストアにおける2023年度トータルの健康食品販売額は前年度比8.5%増の約2,790億円で過去最高を更新した。DgSトータル販売額は同約 9%増の約8.5兆円に拡大した。3月のDgS販売額は7,302億円で、前年同月比8.7%増。35ヵ月連続のプラスとなった。店舗数は1万9,193店舗で同3.3%増と、増加が続いている。青汁やダイエット食品など「健康食品」は231億円で、同11.4%増と2ケタのプラス。27ヵ月連続増となった。経産省のサービス動態統計室によると、小林製薬の紅麹問題を受けた商品撤去による影響が3月の後半にあったが、インバウンドでビタミンサプリメントを購入していくケースなどもあり、3月の健康食品販売額はトータルではプラスになったとしている。

 

 23年度のDgS販売額は8兆5,193億円で、前年度比8.9%増。DgS市場を牽引する「食品」は2兆7,635億円で、同13.0%増と大幅に伸びた。次に販売額が多い「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」は1兆2,397億円で同8.9%増。販売額3位の「ビューティケア(化粧品・小物)」は1兆741億円で、同9.6%増となった。外出の増加が追い風となり、コロナ前19年度の1兆32億円を上回り、過去最高となった。「OTC医薬品」は1兆16億円で同6.7%増。初めて1兆円を突破した。つづく

 

 

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