2023年の化粧品市場、国内・輸入とも前年上回る

 2023年1〜12月の化粧品市場の統計が出揃った。経済産業省が2月15日に発表した生産動態統計12月分確報値を下に、2023年1〜12月の化粧品の国内販売金額を算出した結果、前年比2.1%増の1 兆2,919億4,599万円となった(※一部事業所の誤報告を受け、2022年の統計は修正されている)。類別概要を見ると、「香水・オーデコロン」は同38.4%増の89億9,782万円。日焼け止め等を含む「特殊用途化粧品」は同20.2%増の913億5,555万円、口紅等を含む「仕上用化粧品」は同11.3%増の2,702億5,451万円となり、コロナ収束を受け、メイクや日焼け止め等は大きく回復した。一方、「皮膚用化粧品」は同2.0%減の5,572億4,481万円、「頭髪用化粧品」も同2.0%増の3,640億9,331万円となった。

 

 日本化粧品輸入協会(略称CIAJ/東京都港区)が2月9日に発表した2023年年間(1〜12月)の化粧品輸入実績は、前年同期比13.6%増の3,770.7億円となった。類別概要では、「香水・オーデコロン類」が同40.2%増の392.5億円、「カラーメーキャップ類」が同14.0%増の561.9億円、「ベースメーキャップ類」が同26.5%増の456.3億円、「皮膚用化粧品類」が同10.2%増の1,214.5億円、「頭髪用化粧品類」が同2.3%増の593.5億円と、全ての美類で前年比を上回った。国別では、韓国が同23.8%増の959.4億円でトップ、次いでフランスが同18.7%増の907.4億円で続いている。つづく

 

 

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