通販協、広告実態報告書 豊胸表示等に「レッドカード」

 (公社)日本通信販売協会は6月29日、「2022年度通販広告実態調査報告書」を公表した。通販協では法令順守・消費者保護の観点から、第三者機関として「広告適正化委員会」を設置、情報収集と評価検証を行っている。報告書は同委員会が行った調査・検討活動の結果をまとめたもの。通販広告調査では、一般消費者から調査員を選定し、日常で接触した広告を収集するサンプル調査を実施。2月13日〜26日、中部6県(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、福井県、富山県)で行った。収集した広告は893件。このうち問題があると考えられる185件だった。

 

 この185件から、審議対象となる広告を抽出し、同委員会の検討会で適否を判定。「必要な内容が記載された分かりやすい広告」(グリーンカード)、「一部不適正な表示が見られ、改善が必要な広告」(イエローカード)、「関係法令に抵触するおそれの高い広告」(レッドカード)に分類した。「レッドカード」を出した事例には、「女性らしいふっくら実現!」など豊胸効果が得られるかのような表示があった。また、初回500円としながら、2回目以降の高額な価格や途中解約時の高額な違約金をわかりにくく表示するなどしていたダイエット健康食品にレッドカードを出した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1768号(2023.7.19)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら