厚労省 既存添加物、78成分の販売実態調査

 厚生労働省は、使用実態のない既存添加物を名簿から「消除」するための調査を開始した。6月20日に、「既存添加物名簿」収載成分の約2割に当たる78品目について、都道府県等に対し、“添加物として”の販売実態を調査することを通知。関連する業界団体にも会員等への周知を依頼した。対象品目は、鉄やシソ抽出物、プロポリス抽出物など。販売実績がある旨の企業からの申し出は、9月19日まで受け付ける。

 

 調査を踏まえ、消除予定添加物の範囲とする品目について、早ければ2024年中に「消除予定添加物名簿」として公示。6ヵ月間の訂正申出期間を経て、「公示の日から1年以内に既存添加物名簿の改正を行う予定」としている。消除されれば、改めて指定されない限り、「添加物」としての販売は禁止される。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1767号(2023.7.5)で
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