”水素”初の機能性表示食品 「睡眠時間延長感を高める」表示で受理

 ㈱新菱が届出していた機能性表示食品『高濃度水素ゼリー』(H1120)が3月24日、消費者庁から受理された。水素食品初の機能性表示食品で、機能性関与成分は水素分子。「本品には水素分子が含まれます。水素分子にはストレスを抱えている女性の方の睡眠の質(睡眠時間延長感)を高める機能が報告されています」と表示する。新菱は三菱ケミカルの100%子会社で、半導体やファインケミカル製品の製造、環境リサイクル関連事業を手掛ける化学メーカー。2019年に独自製法で開発した高濃度水素ゼリーの販売を機に、健康食品分野に本格進出した。機能性表示食品として届出を行ったのが2021年。2年越しで受理に漕ぎつけた。

 

 今回の受理品の最大の特長は、水素をゼリーで封入している点。従来、水素含有食品や飲料については、時間の経過と共に水素が抜ける点が指摘されていたが、同社はこの課題をゼリーに充填することで解決。増粘性多糖類やゼラチン、水溶性高分子などのマトリックス中に均一に水素を封じ込める特許技術を編み出した。ゼリー1 本10g中に30〜40ppmの水素ガスを閉じ込めているのが最大の特長で、さらにアルミパウチで保存することで、常温で約1年半、水素が抜けることなく安定的に保存されることを実証している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1761号(2023.4.5)で
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