東京都調査、38%が健康食品を現在利用

 東京都は1月19日、インターネット福祉保健モニターアンケート「健康食品に関する意識や認知度等」の結果を発表、健康食品を現在利用している割合は38%に上ることがわかった。東京都福祉保健局では、これまでに都民の健康食品の摂取状況調査報告書をまとめたことがあるが、同モニター調査で健康食品について調べたのは初という。調査は昨年12月15〜28日、モニターに登録している18歳以上の都民481人を対象にインターネットで実施、329人から有効回答を得た。なお「健康食品」については、特に定義は示さずに質問したという。

 

 健康食品の利用状況は、「現在1種類利用」(21.3%)、「現在2種類利用」(7.0%)、「現在3種類以上利用」(9.4%)の合計は37.7%。「以前利用していたが現在は利用していない」は28.3%で、合わせて66%に健康食品の利用経験があることがわかった。「現在利用」「以前利用」と回答した217人に利用頻度を聞いたところ、「概ね毎日利用している(いた)」が61.3%で最も多かった。「週に数日程度」は19.8%だった。利用目的を3つまで選択してもらう質問では、「栄養(ビタミン・ミネラル等)補給」が62.2%でトップ。以下、「健康維持・増進」が47.0%、「疲労回復」が22.6%、「免疫力アップ」が13.8%などと続く。

 

 購入時に重視しているのは、「特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品であること」が42.9%、「メーカー名(信用できる企業か、等)」が42.2%、「原材料、内容成分」が41.0%、「効果・目的」が40.1%と、上位4回答が僅差で並んだ。なお5位の「価格」は31.0%。「利用している」「以前利用」と答えた217人に、健康食品の購入ルートを3つまで聞いたところ、「薬局・薬店(ドラッグストア)」が53.9%で最も多く、「インターネット(通信販売)」が44.7%、「スーパーマーケット・ディスカウントストア」が16.1%、「専門店・メーカー直売店」が12.9%など。つづく

 

 

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