2018年3月28日
健康寿命延伸のカギ握る「抗糖化」

糖化とは、体内の糖分とタンパク質が結合することを指す。グリケーションやメイラード反応とも呼ばれ、炭水化物を主要なエネルギー源としているわれわれにはごく日常的な現象。

糖化が問題とされるのは、糖化によって生成されるAGEs(Advanced GlycationEndProducts糖化反応最終生成物)の存在だ。このAGEsが引き起こす諸症状が、老化を促進させる要素となっている。AGEsが皮膚中に蓄積すれば、肌の黄ぐすみや弾力低下によるたるみ、しわ、しみをはじめとした皮膚老化を引き起こす。タンパク質が存在するところには糖化が起きるため、血中や骨中、脳などにも影響を及ぼす。それぞれの箇所にAGEsが蓄積することによって、動脈硬化や糖尿病性血管障害、骨粗鬆症を促進するほか、網膜症・腎症などの糖尿病合併症リスクの増加にもつながると言われ、健康寿命を左右する要因としても認識されはじめている。


近年の研究では新たにAGEsの分解作用にも着目。AGEs架橋分解作用や、酸化タンパク分解酵素(OPH)の活性増強作用が次なる糖化対策として注目されている。OPHは生体中組織中に広く存在しており、糖尿病ラットモデルの血清中ではOPH活性が顕著に上昇することが報告されていることから、糠化ストレスとOPH活性との関連が示唆されている。

OPHは、酸化・糖化ストレスにより修飾を受けた老化タンパク質の分解排泄に関与することがわかっており、基礎研究ではOPHがAGEsの一種CMLの消去することも確認されている。食品素材におけるOPH活性増強作用を測った試験では、クマザサやチコリなどが活性増強の作用があるとされ、すでにいくつかの企業ではOPHに関わる視点から食品素材の分解作用に関する研究が進められている。今後ヒト臨床試験での成果にも期待が高まっている。


詳しくは健康産業新聞第1639号(2018.3.7)で
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