2018年10月10日
“サラ牛”追い風に、市場拡大の機運

大手外食チェーンの吉野家での採用と大々的なプロモーションが追い風となり認知度・注目度ともにアップしているサラシア属植物。

インド・スリランカの、アーユルヴェーダでは、初期糖尿病患者にサラシア属植物の抽出物が使用され、古くから機能性が知られている。日本国内では「血糖値上昇抑制」に関する機能性研究が当初より進んでいた分野であり、京都薬科大学名誉教授・吉川雅之氏の研究を皮切りに各メーカー、学術機関が機能性研究に取り組んできた。その結果、「α-グルコシターゼ阻害活性」「抗肥満作用」「肝臓保護作用」「中性脂肪上昇遅延作用」などの生活習慣病全般での機能性が確認されたほか、「糖新生阻害作用」「血圧降下(ACE活性阻害)作用」「腸内細菌叢の改善作用」「アレルギー抑制作用」なども明らかにされている。

2014年には、公益財団法人日本健康・栄養食品協会が発表した「食品の機能性評価事業結果報告」で、サラシア属植物抽出物の『食後の血糖値上昇抑制機能』『空腹時血糖値の維持』に対して「B」評価がなされ、各社が注目。2015年4月スタートの機能表表示食品制度対応へと発展していく。本年7月には大正製薬の『食後の血糖値が気になる方のタブレット(粒タイプ)』(届出番号C408)、サロンドロワイヤルのチョコレート製品『SALACHOCO』(届出番号D86)が新たに発売されるなど、続々と商品化が進んでいる。このほか、数社が届出中との情報もあり、今後も機能性表示食品のラインアップが増えていくものとみられる。

現在、上市されているサラシア属植物配合の主要商品は、塩水港精糖の『コタラのおかげ』、富士フィルムの『メタバリアプレミアム』、タカマの『ハイサラシア』、タカノの『すっきりサラシアシリーズ』など。通販チャネルでの展開に加え、百貨店チャネルや、DgS・調剤薬局などの薬系チャネルでも取扱いが増えてきた。いずれの商品も年々着実に売上をのばしている。背景には、血糖値上昇抑制や脂質代謝向上、腸内環境改善など、豊富なエビデンスもさることながら、高い体感性が評価されていることが挙げられる。製品形状は、エキス末の特徴を活かした錠剤タイプのほか、ゼリーやお茶など、バリエーションも多様化している。


原料供給では、塩水港精糖、タカマ、タカノ、シールドラボなどが積極的に提案。また、富士フィルムが新たに参入するなど、各社の提案が活発化している。原料サプライヤーへの取材では、「サラシア牛丼の効果で、問い合わせが増加した」との声も多く聞かれ、サラシア属植物の取り巻く環境が好転をみせていることが伺える。


詳しくは健康産業新聞第1653号(2018.10.3)で
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