2018年8月3日
アマニ・エゴマ・米油、新油市場170億円超に

■厚労省発表が市場形成の契機に 広がる原料バリエーション

n-3系脂肪酸を豊富に含む植物油の市場形成が本格化した背景には、2005年の厚労省発表がある。一般的なサラダ油などに多く含まれるn-6系脂肪酸に対して、n-3系脂肪酸が欠乏傾向にあることが指摘され、「日本人の食事摂取基準」に摂取目標が設定された。加えて、消費者庁が行った「食品の機能性モデル事業」で、「心血管疾患リスク低減」「血中中性脂肪低下作用」「関節リウマチ症状緩和」に対して、n-3系脂肪酸は、“機能性について明確で十分な根拠がある”というA評価を受けたことも追い風となり、市場拡大に拍車が掛かった。同モデル事業は、DHA・EPAを中心に行われた研究ではあるが、植物性n-3系脂肪酸であることがアドバンテージとなり、アマニ油、エゴマ油の需要拡大に繋がったようだ。需要拡大に伴い、微細藻類由来DHAなど、n-3系脂肪酸の原料バリエーションも広がりつつある。


■新油市場、200億円にリーチ ネクストオイル続々、機能性表示も登場

日清オイリオグループの定点調査によると、2017年の食用油の国内市場規模は1380億円で、前年比101.1%と増加傾向に。種類別のシェアは、キャノーラ油の410億円(前年キープ)がトップ。次いでオリーブオイル355億円、ゴマ油287億円と続く。アマニ油、エゴマ・シソ油、米油を中心とした「新油」市場は、170億円超。2014年(90億円)から倍増している。“食べる油”“サプリ的オイル”として、サプリメントから一般食品形態まで、さまざまな分野での採用が相次ぐ。「ネクストオイルが続々登場しており、中食・外食分野においても、新たな用途開拓が進んでいる」という。


■サチャインチ、アルガンなど、新規植物油に注目

新油市場においては、サチャインチ、カメリナ、チアシード、ヘンプ、アルガンなど、“ネクストオイル”が続々登場している。サチャインチ、チアシードなど、スーパーフードとしてヒットした素材のオイル製品の提案が目立つ。サチャインチは、オメガ3・6・9 系脂肪酸をバランスよく含む機能性油として、TVや雑誌でも取り上げられており、ブームの兆しが見えている。「加熱調理にも適したオイルとして注目を集めている」(研光通商)という。「アルガンオイル」は、「機能性」「希少性」が評価され、化粧品分野においては高級美容オイルとして定着するほか、食品分野では“食べるコスメオイル”としてサプリメント・製菓・スムージーでの用途開拓も進んでいる。


詳しくは健康産業新聞第1649号(2018.8.1)で
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