2018年5月21日
プロポリス ヒト試験で新たな展開

ヒト試験で新たな展開


健康素材として圧倒的な認知度を誇るプロポリス。この20年ほどの間に化学成分の解明が進み、種々の生理機能の報告がみられるようになった。昨今では、のど・声のケアにプロポリスが良いことも浸透しはじめている。機能性研究では先月、認知機能の低下を抑制する働きについて、ヒト試験での実証報告も。世界で初めて高齢者に対する認知機能の向上効果が判明された。このほか、体脂肪蓄積の抑制に関する研究が報告され、生活習慣病の改善につながるものとして期待される。市場では、キャンディ、練り歯磨きなどの商品開発も活発化。若年層などの新規顧客を獲得する取り組みも広がっている。


ブラジル産プロポリス
認知機能の低下抑制、ヒト試験で実証


すでに様々な機能性が判明されているプロポリスだが、認知機能の改善について4月18日、九州大学によるヒト試験での実証結果が報告された。研究成果はオランダの国際学術誌『Journal of Alzheimer'sdisease』にオンライン掲載。この結果を受けて今後の動向に期待するサプライヤーも多い。
今回のヒト試験では認知機能の低下を招くとされる低酸素環境での条件下で、健常な高齢者を対象に検証された。対象者は中国チベット高原に住む60名の参加者(平均72.8歳)。プラセボを服用した高齢者は24ヵ月で認知機能が低下し、炎症反応に深く関与する起炎性物質である1L-6などが上昇した。一方で、プロポリス投与群では認知機能の全体像を把握する検査であるMMSEの値が有意に改善され、1L-6などの値も低下した。

これらの研究により、12ヵ月以上のプロポリス摂取は、全身性炎症を低下させるとともに、認知機能の低下を防ぐことが示されたとしている。
研究は、山田養蜂場みつばち研究助成基金、日本学術振興会科学研究費、中華人民共和国人力資源社会保障部による支援を受けて行われた。


褐色脂肪細胞化の誘導作用も


リピーターを中心とした衰えない支持の背景には、これまで積み上げられてきた機能性研究によってプロポリスの有用性が、広く認知されていることが大きい。国内外の学会では毎年のように新たな研究データが報告され、認知機能改善、体脂肪蓄積の抑制、抗炎症作用、免疫賦活関連、口臭予防、花粉症などのアレルギー対策を示唆するものなど、研究報告が相次いでいる。体脂肪蓄積の抑制では、ブラジル産プロポリスに多く含有されるアルテピリンCに、褐色脂肪細胞化の誘導作用があるとの報告も。白色脂肪細胞を褐色脂肪化させることでエネルギー効率が向上。メタボリックシンドロームなど、生活習慣病の改善につながるものとして期待されている。今後はサプリ開発の可能性もありそうだ。


詳しくは健康産業新聞第1643号(2018.5.2)で
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